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アカンベー市長の「知性」 [政治・行政]

このブログで、記者会見にてアカンベーをした市長さん(特に名を秘すけれど、竹原信一という人である。)のことを書いたことがあった。その当時は、市民が選んだ人でもあるし、少しくらい品格に問題があっても、行政の長としてきちんと仕事をするのであれば問題はないのだろうと思っていた。

その後、理不尽な懲戒免職処分を行なって職員に給与を支払わないなど、いろいろとやらかして話題になっていたようであるけれども、自分の住んでいる土地の市長というわけでもないので、なんだかなあとは思いつつも、実はそんなに気にしていなかった。

それが次のような発言をしていることを知って、やっぱりこの人は首長としての資質に問題があるのではないかと思い始めた。『読売新聞』の記事からである。

【公務員専門校生「知的な感じしない」阿久根市長】
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が2010年3月20日付のブログで、市職員の採用試験受験のために専門学校を利用した人について、「知的な感じを受けない者が多い。評価は注意を要する」などと書き込んだ。
ブログのタイトルは「問題職員はやめさせろ」で、市の採用試験の感想として、「ペーパーテストの点数は良いのだが、面接の時にそれほどには知的な感じを受けない者が多い」と記述。更に「調べてみると、ギャップのあるもの全員が公務員の専門校を利用していた。試験用の付け焼刃は現場では役に立たない。専門学校利用者の評価は注意を要する」とした。
福岡市内にある公務員試験の専門学校幹部は「試験対策はもちろん、社会に出ても役に立つような指導をしている。専門学校全体の信用を落とす内容であり残念」と話している。

記者会見という公共の場で「アカンベー」をする市長に私は知性を感ずることができないのだけれど、そのような人に「知的な感じしない」といわれた専門学校出身者は立つ瀬がないだろう (-_-;)

かく言う私も今年(2010年)の4月で、公務員となって19年目に入る。思い立って昔の書類などを整理してみたのだけれども、そのなかに、就職したときの宣誓文をメモしたものがあった。

「公務を民主的且つ能率的に運営すべき責務を深く自覚し、全体の奉仕者として誠実且つ公正に職務を執行することを固く誓います。」

そうだった。こう宣誓して職員になったのだよなあ。阿久根市の職員さんも、このことを誓って役所に入り、職務に励んでいるはずである。

このようにがんばっている人たちに対し、この市長は次のような行動で報いた。『西日本新聞』の記事からである。

【阿久根市人事……公平委無視、1人降格:自治労は刑事告発検討】
鹿児島県阿久根市が3月26日日発表した職員の人事異動(2010年4月1日付)で、2009年4月の異動で降格処分を受け、阿久根市公平委員会が処分取り消しを裁決した3人のうちの1人が、課長補佐から主幹へ実質的に再度、降格することが分かった。公平委は3人を降格前の身分相応職に復帰させるよう、竹原信一市長に指示したが、残る2人もそのままで無視された形。竹原市長は人事について「コメントはない」と話している。
地方公務員法は、故意に公平委の指示に従わない場合、1年以下の懲役または3万円以下の罰金と規定。3人を支援する自治労同県本部は刑事告発を検討するという。
公平委は2010年2月23日付裁決で、降格理由の説明書交付がない点を同法違反と判断。降格理由も見当たらないとし「不当な降任(降格)」と断じた。課長補佐から主幹になる職員は2008年9月の竹原市長就任後、3回目の異動で、課長から3階級の降格となる。
消防を除く今回の異動は28人で、ほかに降格はなく5人が昇格した。筆頭の総務課長は交代、市長就任後4人目となる。
また20代を含む早期退職8人と定年者の計11人が2010年3月31日付で退職、2009年分を含めて約30人の大量退職となる。市長は職員採用はせず、公社職員の出向で補う方針とみられ、内部で異論が出ている。

こんな不当な降格人事を行なう市長の下では、住民のみなさんのためによい仕事をしようと思っても、実行するのは難しいだろう。大量退職者が出たのもわかるような気がする。(公務の職場で20代の早期退職者がいるということを異常に感じるのは、きっと私だけではないでしょう。)

かつて(ご自身も認めているように自ら障害者であるのに)「障害者を生かすことは間違い」と発言してみたり、今回のように専門学校に学ぶ人を貶めるコメントをしてみたりなど、この人は首長としての品格・資質以前に、人としてどうなのかなという感じがする。

竹原さん個人の障害がこのような行動をとらせているのかもしれないけれど、この人は住民の幸福に責任をもたなければならない市長なのである。地方自治法には、市町村の事務に法令違反があった場合に、都道府県知事がその市町村に対して是正の勧告や指示・要求ができるとの規定があるのだから、住民のみなさんのためにも、鹿児島県知事の英断を期待したい。

(阿久根市を管内にもつ鹿児島県の市町村課は、推移を見守るとの姿勢であるらしい。これは同じ公務の仕事に携わる者としてよくわかるのだけれども、そもそも地方自治法はこんな「知性」をもった市町村長が誕生することなど想定してないだろうからなあ…… (>_<))

〔アカンベーをした市長さん……市長のアカンベー、知事の罵詈雑言〕
http://gj-officer.blog.so-net.ne.jp/2008-10-30

〔竹原信一〕
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E5%8E%9F%E4%BF%A1%E4%B8%80

〔阿久根市〕
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E4%B9%85%E6%A0%B9%E5%B8%82

〔地方公務員法〕
http://www.houko.com/00/01/S25/261.HTM

〔ご自身も認めている……阿久根市長「私自身も生きながらえている障害者」と激白〕
http://bogusne.ws/article/134719141.html

〔地方自治法〕
http://www.houko.com/00/01/S22/067.HTM

〔是正の勧告や指示・要求ができる……「法令違反なら知事が是正を」阿久根市政で総務副大臣〕
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=22906

〔ルールを守らない人たち〕
http://gj-officer.blog.so-net.ne.jp/2008-08-30

〔肥薩線にD51を〕
http://gj-officer.blog.so-net.ne.jp/2010-06-06


2010-03-28 17:08  nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
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コメント 4

ますとろん

こんにちは。
この市長は防衛大卒の元官僚ということらしいので、割と行政に詳しかったり、その上で理想を持っていたりするんでしょうか。個人的に私自身が「事なかれ主義」だからかもしれませんが、あまり好きになれません。
by ますとろん (2010-05-15 23:24) 

DQN吏員

ますとろん様、コメントをありがとうございます。

ここまできてしまうと、この市長が在任している
ことでいちばん不利益をうけている阿久根市の
市民のみなさんが解職請求を行なうしかないの
かもしれません。私もこんなトップは困るなあ。

でも、いちばんつらいのは、この人の家族では
ないのかなとも感じています。どうなんでしょう。

住民のみなさんのためにも、再びこんな首長が
誕生したりしないよう、しっかり監視していくのも
公務員の責務であると認識を新たにしました。

よい気候となってまいりました。ご自愛ください。
by DQN吏員 (2010-05-16 12:09) 

kalu

訂正している記事が見当たらなかったのでご指摘(訂正済みでしたら申し訳ない)。
引用しているbogusは名前どおり「嘘ニュース」ですよ。
by kalu (2011-10-23 16:41) 

DQN吏員

kaluさん、ご指摘をいただき、ありがとうございました。

橋下徹さんのような人が大阪市長選に出るような今日
ですので、一市民の書く歴史的文書として、このままに
しておくべきだと考えています。心より感謝いたします。
by DQN吏員 (2011-10-23 18:31) 

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